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よく見るとハンサム。 まつ毛も生えていたりなんかして。 くちばしの端っこが黄色いのが雛の証拠。 |
まず第一に温めることが大事。
ティッシュを敷き詰めた箱にスズメを入れ、
ヒーターはないから…箱に白熱灯を当て続けることにしました。
エサは思いつくままご飯やら卵の黄身などをあげてみるものの…食べず。
どうやらメジロの餌というものが
スズメには合うらしい…とネットで取り寄せ、
「育ての親」という秘密兵器も購入。
(ナイスネーミング!)
生餌(!)しか食べないらしい…ということで
釣具屋で芋虫を買ってくるという始末。
(3匹で1日に30匹以上の
ウジウジ動くムシを食べます…)
そして極め付けは1時間以上食べずにいると死んでしまうらしい(!!)というわけで、
当時の職場にも連れて行き、勤務中はトイレで飼うことに。
(これを認めるとは、なんて心の広い上司でしょう…)
ピンセットで餌をつまみ、ピーピーなく鳥に1時間ごとにせっせと餌を運び…
なんて鳥のお母さんは大変なんだっ! と実感。
それからそれから。
日に数時間、鳥かごに入れて、外に出してお母さんが現れるのと待ちました。
でもいつもお迎え来ず…。
(子育て中にヒナと離れてしまった親鳥を探す方法らしいのですが、数日が勝負らしい…)
しょうがなしに家の中では「スズメ巣立ち特訓アスレチック」(!!)を作り、
枝から枝に飛ぶ練習をさせたり、
お風呂場で飛び回る訓練をさせる日々(ヒマ…?)。
そして約3週間、ほぼスズメ中心の生活を送り、
日に数時間、鳥かごに入れて、外に出してお母さんが現れるのと待ちました。
でもいつもお迎え来ず…。
(子育て中にヒナと離れてしまった親鳥を探す方法らしいのですが、数日が勝負らしい…)
しょうがなしに家の中では「スズメ巣立ち特訓アスレチック」(!!)を作り、
枝から枝に飛ぶ練習をさせたり、
お風呂場で飛び回る訓練をさせる日々(ヒマ…?)。
そして約3週間、ほぼスズメ中心の生活を送り、
だんだんと羽毛も生え、まるまる太り、かわいくなってきたのでした。
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「育ての親」という名の
小鳥の口に餌をやる道具。
いろんなものがあるんだな~
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だんだん飛べるようになったヒナを
トレーニングする施設を作る親馬鹿ぶり。
(新聞紙の上にスズメがいるのが見えますか?)
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観葉植物で枝にとまる練習… |
大きな発見は、ムシをピンセットでつまむと、
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肩にも乗ります… |
なぜか地面に置くと見向きもしない!
なぜ!? 同じでしょ! 動いてるでしょ! 餌なのよ!
なんでそんなに馬鹿なの(泣)??
と思いきり話しかけながら、
なんとか地面に落ちているムシが捕まえられるようになるまで…と
トレーニングに励む鳥3匹と私。
はたから見ると間抜けですがかなり必死。
3匹のうち成長が早いお兄ちゃん2匹はまあだんだんとクリアするようになったものの、
小さい弟一羽がどうしても床に置いた虫をつーん…といつまでも無視をする!
ええい! そんなことが、
まだ分からんのか!!(泣)
ついに、はじめて弟君が床の虫を食べたその瞬間は、
私にとって、かのヘレンケラーが水という言葉を理解した「奇跡の人」さながらの感動のシーンでした!
(おおげさか…)
(おおげさか…)
そんなこんなで怒涛の1か月が過ぎ、
近所の緑豊かな公園に放ちました。
本当に逃げるように!
恩返し感なく(笑)
びゅーんと飛んでいきました。
でも大きくなってよかった。
今頃どこでどうしているだろうと
この季節が来ると、今も時々思い出しています。
元気でいるといいなあ~
Mamiko