2011年11月9日水曜日

KLATTERMUSEN クレッタルムーセン 徹底研究! その1


Ratatosk 2.0 30 -Dark Green
すっかり寒くなってきましたね~
そんな寒い季節にしっくりくるブランド、
KLATTERMUSEN(クレッタルムーセン)の商品を昨日アップしました。

世界中のアルピニストから絶大な信頼をえているアウトドアブランドだけあって、
「重い荷物を、背負う人がいかに快適に、機能的に担ぐことができるか」を本当に丁寧に考えて設計されています。
本当は山登りでないタウンユースにはもったいくらいの機能満載…なのですが、それでもほってはおけないグッドデザイン。
それはどれくらい素敵かというと…。
誤解を恐れずにいうなら、
クレッタルムーセンのことを知れば知るほど、
「人間っていいな!」と
感じてしまうほどです。
デザインも機能的にもすごいんだけど、
何だか愛嬌があってぬくもりがある。
そんな不思議な魅力にあふれた商品です。
Flinta Classic 35 - Dark Green

お伝えしたいよさって
本当に機能面やらデザイン面やらいろいろあって悩むのですが、
私が特に感心したまずショルダーストラップの構造から。
あえて、3つの違うタイプのバックパックの、同じカラーで比較してみました。
どれもこれもよくよく見ると違うんです!
すべて「筋肉で担ぐのではなく、骨に背負わせる」というクレッタルムーセン独自の人間工学に基づいて設計されています。
なるほど、どれもとても背負いやすい…。

特に注目は、Flinta ClassicAllsvinnに見られるバタフライブリッジと呼ばれる独特の形状のショルダーストラップ。
これが首から肩にかけて筋肉の圧迫を防ぎ、また、肩上部の筋肉を覆うストラップの面積の広さが、血流を妨げずに快適な背負い心地を生むんだとか。
Allsvinn 30 - Dark Green
そしてなにより、機能性だけが優先されず、それによって生まれたデザインも美しいことに感心しきり。

また、Allsvinn 30のショルダー部分をまたよくよく見てみると、気が付く何やら記号のようなもの…?
なぜここに鍵のオープン&ロックの表示?

じつはこれ、このコードをひくと自分の背中にピッタリフィットする仕組み。そしてさらにこのコードをロック方向にスライドさせると固定!
なんて斬新なアイデアでしょう!

いちいちバックを下ろして調整する必要なく、とても簡単に、
そして楽しく(ここ私的にポイント高いです)使うことができる。
山歩きしながらでもとても便利。
そしてこのフィット感は、
さながらオーダーメイドで作られたもののよう!

Allsvinnについているこのマーク。
なんだろう…?とよくよく見ると…↓
個人的に北欧のデザインのものは、
バッグに限らず好きなのですが、それはどこか根底に「生活を楽しもう」というメッセージが込められている気がするから。
長くて暗い冬が続く彼の地では、
何とか冬の間の日々の生活がより豊かで、
楽しいものになるように…とデザイナーも買う人も、
家の中や身の回りで使うもののデザインを、とても重んじていると聞いたことがあります。


このコードをひくときれいに背中にフィット。
しかもスライドすることで固定できるんですね!




クレッタルムーセンのデザインが楽しくて素敵なのも、
きっと同じ理由からでないでしょうか。
とてもユニークだけど機能的。
でも物として優れている…だけではなくて、
できれば楽しんで、愛着を持って使ってほしい。
そんな作り手の思いが、使う人にひしひしと伝わってくる、
いい意味で人間臭いバッグです。 


ほら、「人間っていいな!」って思いませんか!?
遠く離れた日本でも、みんなとっても楽しんで      
ますよ~と、感謝を伝えたいです!  
mamiko

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